現地隊員レポート 「りる」第48号より
ウガンダ M.S.
平成19年度3次隊
家政
『ウガンダ便り』
ムレンベ!(こんにちは)いつも文房具や香川県の情報誌など、送って下さってありがとうございます。私はウガンダの職業訓練校でテイラリング教師として縫製技術の指導をしています。
私の配属先は「FDNC(貧困地域開発支援団体)」というNGOが経営する職業訓練校で、小学校をドロップアウトしてしまった子供たちの受け皿的役割を担った学校です。孤児だったり、障害があったり、不良だったりして、学校に行けなかった子供たちに技術を教えて、自立してもらおうと毎日奮闘しています。
パターンメイキングの授業「welcome mindなウガンダ人」
ウガンダ人は気さくで、道を歩いていると、「家に遊びにおいでよ。」と気軽に誘ってくれます。バナナの木の皮で出来た屋根に、丸い形のお家がウガンダの伝統的な家です。
遊びに行くと必ずと言って良いほど出されるのが、マンダジ(砂糖をつけない揚げパンみたいなもの)とソーダです。ウガンダ人の歯はシャープです。彼らはソーダの栓も歯で開けます。
生徒のお家にお泊り「食」
ウガンダの代表的な食べ物はマトケ(調理用バナナ)と豆です。中でもマトケはウガンダを語る上では外せない重要な食べ物で、ウガンダ語に、「マトケを剥くぐらい簡単だよ。」という表現があるくらいです。しかし、私はマトケさえ剥けなくて、料理も水汲みも洗濯も生徒にしてもらっているので、それを見た隊員たちに女王様と呼ばれています・・・。
村人とマトケを剥く「衣」
ウガンダの伝統的な衣装は「ゴメス」という肩の尖ったワンピースドレスです。イギリスの植民地時代の影響からか、肩の尖ったパフスリーブに、身頃をぐるぐる巻いて、帯で結びます。一着15000ush(1000円)ぐらいでオーダーメイドで作れます。ウガンダの若者達は、ゴメスはおしゃれじゃないと思っているので着ません。主に、金持ちマダム達が着ています。
ゴメスを着て村人と「割礼」
生徒のお兄さんが割礼をすると言うので、見に行って来ました。ウガンダの東部では2年に一回割礼をします。割礼をしないと男として認められないので、拒否権はありません。割礼をする男の子は顔にイースト・マルワ(ウガンダのお酒)、山羊の乳などを顔に塗ります。近くで見ていたのですが、ピュッと引っ張って、サッと切ったので、何がなんだかわかりませんでした。
割礼をした男の子と