現地隊員レポート             「りる」第73号より 

                                                     フィリピン     高木 絢加
                                                             平成28年度2次隊
                                         栄養士
   

1.食事調査風景

 現地の栄養問題を把握するために行った食事調査。質問用紙を現地語で作成し、現地のスタッフと一緒に家庭訪問による食事調査を行いました。ちょうど学校終わりの小中学生が物珍しさに集まってきて食事調査どころではなかった時の写真です。子供たちの笑顔にいつも元気をもらっています。私たちの活動を通して、たくさんの子どもたちの笑顔に出会えますように。

2-1.自然と生きる1

 最初はマッチをつけることすら上手くできなかった火おこしも随分と慣れてきました。木の種類や天気(湿気)によって火がつきやすかったりつきにくかったり。火おこし一つからいろいろな事を感じ学んでいます。暑いフィリピンで、さらに熱い火おこし、たくさんの汗をかきながら、美味しいごはんを楽しみに。香川県のうちわも大活躍しています。

2-2.自然と生きる2

 私の任地であるボホール島は海で囲まれた島であり、きれいな海だけではなく、たくさんの山があり、夜にはきれいな星がみえるなど自然がたくさんです。あちらこちらでみかけるカラバオ(水牛、写真)は田んぼを耕して米を作るために大活躍。ぜひぜひ自然たくさんのボホール島にいらしてください。

3.ホームステイ

 任地ではホームステイをさせてもらっています。ある日、ホストマザーの髪のサラサラな事に気が付きました。尋ねてみるとココナッツパックをしているとのこと。フィリピンでは料理に広く使用されているココナッツ、そのココナッツの白い部分(ココナッツミルクの基になる部分)がさらさら髪の秘密でした。一緒に住むことでいろいろな事を経験させてもらっています。

4.お祝い事には豚(レチョン)!

 フィリピン人は食べることが本当に大好き。そして、おもてなし上手。お誕生日やフィエスタ(各家が友人や隣人を食事でおもてなしする食のお祭りのようなもの)には決まってレチョン(豚の丸焼き、写真)がでてきます。この日はホストマザー60歳の誕生日。少し小さめの豚を事前に購入し、当日まで餌をやり、誕生日に近所の人に丸焼きにしてもらいました。命を頂くということに改めて感謝しました。皮がパリパリとしていてとても美味しい!

5.なんといってもこの笑顔

 奥にみえる綺麗な海よりもきらきらと輝くフィリピン人の笑顔。知らない者同士でもあいさつは当たり前、会ったその日から友達というようにとてもフレンドリーで、温かくて、しょうもない冗談を言って笑いあう笑顔の素敵なフィリピン人が大好きです。おかげで毎日楽しく過ごすことができています。フィリピン人から教わることがとてもたくさんです。

6.みんなでダンス(劇)

 ダンスやパフォーマンスの上手なフィリピン人。楽しむときは思いっきり楽しむフィリピン人。配属先である保健省の全スタッフと一緒にディズニーのストーリーを演じ踊った時の写真です(赤のドレスが私です)。"フィリピノタイム"という時間にルーズなフィリピン人を表現する言葉があるのですが、やるときには期待以上のことをやり遂げちゃうからすごいです。左から2番目のスタッフは自分でラプンセルの髪も作っちゃいました!