ケニアの印象   「りる」創刊号より

                                                    ケニア  T.N.
                                                             平成4年度1次隊
                                    
システムエンジニア

 今年7月ケニアに着任した。この国は、政治的、経済的にとても重要な時期を迎えようとしている。不安定といえば不安定だが、ケニア人の性格は楽天的な人が多い。だから、直面する問題は田舎のほうでの食料不安だろう。

 政治面では、今年末ごろ大統領選挙がありそうだ。
 経済は、一次産業と観光で外貨を稼ぐしか方法はないようだ。政府はその管理を変えようとしている。とにかく、選挙で大きく変ることは間違いないだろう。

 任地はケニアの西部カイモシの学校。学校には牛や羊、鶏がたくさんいて、ここは学園都市(田舎)。どの学校にも牛がいて、昼間は道路、グランドを我物顔で使っている。

 ここの人はノンビリしている反面、お金についてはとても厳しい。ハランベ(寄付でなりたっている学校)なので、特にそう感じるのかもしれない。朝礼で校長自ら、生徒にお金をもって来るように通達する。
 その外日本と違うことは山ほどあるが、特に感じたことを述べた。