平成24年1月9日付け
皆様
寒い日々が続いていますが、この週末に行われた激熱企画について報告します。結構長くなりますがお付き合い願います。
「冬のさぬき修学旅行」
渡辺さんの発案で実現した企画で、主催は香川県OV会、JICA四国 後援が育てる会、香川県経済同友会、JR四国
高松駅弁さんです。
簡単に言えば被災地の中学生を招き、香川観光を楽しんでもらい、最後はOVを交えてリレーマラソン(駅伝みたいなもの)を一緒に走るという
ものでしたが、逆に子供達に元気を貰う結果になりました。
順を追って報告します
(1)1月7日(土)午前
中野うどん学校でのうどん打ち体験(その日夕方のニュースや翌日の新聞で出てました)
茹でたてのうどんをおいしそうに食べる子供達の笑顔に癒されました。お土産に大量のうどんを
購入していました。だし醤油が人気だったです。
(2)1月7日(土)午後
中西さんに段取ってもらって高松市鬼無町是竹の蜜柑園でみかん狩り+糖度コンテスト
香川県屈指のブランドみかん産地である鬼無町是竹でも特に日当たりのよい園地で蜜柑を取らせてもらいました。
そして「これがおいしいハズ」と各々が思ったミカンを持ち寄り、高い糖度の果実を持ってきた人に商品進呈、という企画
もありました。この糖度コンテストは、鬼無町出身の久保教授(岡山大学農学部 ケニアでJICA専門家の経験あり 週末は
ミカン農家)のお心づかいにより実現しました。尚 このコンテストで高橋梓OVが入賞しました。
本来なら11月末くらいに収穫する早生温州ミカンを今まで樹上に置いておき、完熟して糖度が市販のものよりもはるかに高いミカン
を用意して頂き、中西さんありがとうございました。子供達も先生も「こんなおいしいミカンは食べたことが無い」と慶んででおりました。
皆買い物袋いっぱいにミカンを持って帰っていました。
(3)1月8日(日)
まんのう公園リレーマラソンに参加
メインイベントです。岩手県釜石市立大平中学校、宮城県岩沼市立玉浦中学校、岩沼市立岩沼西中学校の生徒、先生、OV等総勢30名が3チームに
分かれ(1チーム10人)に分かれフルマラソンの距離(一周2キロのコースを21周と少し)を駅伝形式で走るというものです、大体一人4キロ走りました。
関係者で走ったのは長澤JICA四国支部長、渡邊JOCA中国支部長、藤野さん、成田さん、山下さん夫妻と高橋です。
皆最初は「怪我なく走ればいいや」くらいに考えたいたのですが、子供達の真剣な姿に手を抜くわけにもいかず、大人たちも息も絶え絶えになりながら
激走しました。ちなみに恥ずかしながら高橋の2回目(2キロを2回に分けて走る)のタイムは大平中学校の3年生女子のトップの人に負けました・・・
選手以外でもタスキの受け渡し場所にJOCVの旗を掲げ、選手の灯台となってくれた三好さん、紫外線(酒では無く!)で顔を真っ赤にしながら
4時間近く立ちっぱなしで応戦してくれました。そして沿道で応戦してくれたJICA四国の松村さん、各チームのタイムを計測してくれた谷さん、宮崎さん、
高橋梓さん、飲まず食わずで立ちっぱなしで大変だったと思います。ありがとうございました。
宮城県の岩沼市からの中学生の中には「将来は箱根駅伝に出たい」といい4キロを6分台で走る猛者もおり、3チームとも想像以上の順位でした。
ざっとイベントを流すと上記のような感じなのですが、宿は琴平宮の近くに取り、元気のある人で参拝したり、夜は旅館で
談笑したりと楽しみました。さすがにこの年になると枕投げをするエネルギーな無いですが・・・
そして印象的だったのが、今回15名の参加者があった岩手県釜石市立大平中学校の生徒たちによる「大平ソーラン」です。
もともと大平中学校には10年ほど前から続いているオリジナルの振り付けの「大平ソーラン」というものがあり、
毎年3年生の中から選挙で選ばれた生徒たち「ソーラン委員会」が他の生徒の指導にあたり、体育祭などで全校で踊っているものらしいのですが、
今回の15名はその「ソーラン委員会」のメンバーだったようです。
震災前から土日返上で練習してきたようです。
震災後、子供達なりに自分たちにできることを話合って、各地の避難所などで披露して被災地の人々に勇気や元気を与えてきた「大平ソーラン」を今回中野うどん学校、
鬼無町の喫茶店、そして最後は宿泊先の琴平の旅館「虎丸旅館」の宴会場で計3回披露してくれました。
彼らもお客さん気分ではなく「ソーランを披露しにきた」という気合が入っていました。
観客では我々以外にもうどん学校、喫茶店のスタッフや近所の人、旅館の他の宿泊客等がいました。
特に旅館の宴会場は8日の夜の晩御飯の後で、現在3年生の彼ら彼女らの舞う最後の「大平ソーラン」でした。受験前だから引退して今の2年生に引き継ぐようです。
皆4〜6キロのマラソンの後で、足が痛い生徒もいたハズなのですが、踊る前に引率の先生(副校長先生 体育の先生 この人がまた激熱)の
「最後の舞台だから痛くても我慢しろ!」のあたりで私も含めほとんど泣いていたと思います。
ありきたりな言葉ですが、非常にかっこよく、エネルギーに満ちた踊りでした。
今回は「被災地の子供達に元気になってもらう」というのがコンセプトであったと思うのですが、終わってみればこちらが逆に元気を貰えました。
彼ら彼女らなら、この先どんな困難にも打ち勝って行けると非常に頼もしい気持ちになりました。
今回のこの企画を実現にこぎつけたのは渡辺さんの力だと思います。遠隔地の人を呼び、多くの人を巻き込んでの仕事っぷりはOVの鏡だと思います。
ありがとうございまいた。非常に楽しかったです。
参加してくださった皆様もありがとうございました。また感想をMLで流して下さい。そして私はカメラを持って行くのを忘れたもので、また写真を送ってください。
長くなりましたが最後に教えてもらった釜石市の復興テーマで報告を結びます。
「負げねえぞ!釜石!」(びっくりマークがついてたどうか自信なし・・・)
13−1 ネパール 果樹 高橋和寛